ホテルマンから大転身！
サービス業が活かせる指定管理者

前職はホテルマンでした。コロナ禍で観光業が大打撃を受け、勤めていたホテルが倒産してしまいました。途方にくれていた時に、天龍造園建設で指定管理者の募集があるのをみつけました。

指定管理者制度とは、都や市町村が保有している文化施設やスポーツ施設、福祉施設といった公の施設をノウハウのある民間事業者等が管理・運営していく制度のことです。指定管理というと、業務の効率化やコストダウンに着目されがちですが、新しい発想とアイデアで、新たな価値を創造していくことが、これからの社会のニーズでもあります。天龍造園建設では、そうした新しい社会的価値の創造に力を入れていきたいというとこで、サービス業をしていた人材を求めているというとのこと。それなら、私のホテルマンとしての経験が活かせるのではないかと、未知の世界だった造園業に、飛び込んでみることにしたんです。

夢の島区民農園でイベントを企画し
利用者さんの交流の場を創出しています

2021年4月に入社。最初に任された仕事は「夢の島の区民農園」でした。1区画は10㎡で全部で187区画。187人（もしくは187のファミリー）の方々が、思い思いに野菜を育てていらっしゃいます。天龍造園建設は、ここの農園の指定管理者として、土の管理や水道の管理、農具の管理などを行なっています。ハード面の管理はとても重要なことですが、私は、それぞれの利用者さん同士の交流の場が創出できないかと考え、定期的にイベントを開催しています。夢の島区民農園にはバーベキュー場も園内に設けられているため、その空間を活用して、芋煮会や焚き火会、講師を招いての野菜づくり教室等を企画しています。

例えば、芋煮会では、醤油ベースのだしで芋煮を作ってみんなで食べましょう！１人１００円(芋煮１杯）ですが、野菜を持ってきてくださったら無料ですよ！と呼びかけたら、自慢の野菜を持ち寄って、大勢の方が参加してくださり、すっかり恒例のイベントになりました。焚き火会も好評です。マシュマロや焼き芋などを焼きながら、利用者同士が楽しそうに交流されています。また、実際に農業をしている方を講師としてお招きし、野菜の育て方のコツを学ぶ講習会を開催する等、さまざまなイベントを企画して新しい付加価値を創造しています。

私の目標は公園管理運営士の資格を取得すること。公園管理運営士は都市の開発とともに増加していく公園になくてはならない存在として、注目を集めている資格です。私は入社して数年ですので、まだまだ学ぶことはたくさんあります。公園の管理運営を円滑かつ効果的に推進するためのマネジメント能力を高めて、ご利用者の方々に喜んでいただけるように頑張っていきたいと思っています。